【読書メモ】古処さんの『ルール』、『分岐点』、『七月七日』読了
古処誠二さんの本、未読だった物をいくつか。
発売からしばらく経ってしまって手に入れるのが遅れた…
---既読---
『UNKNOWN』講談社ノベルス→文春文庫(改題)『アンノウン』
『少年たちの密室』講談社ノベルス→新潮文庫(改題)『フラグメント』
『未完成』講談社ノベルス→文春文庫(改題)『アンフィニッシュト』
『ルール』集英社→集英社文庫
『分岐点』双葉社→双葉文庫
『接近』新潮社→新潮文庫
『七月七日』集英社→集英社文庫
---既読---
残りは3冊。
『遮断』新潮社
『敵影』新潮社
『メフェナーボウンのつどう道』文藝春秋
早めに入手したいところ。
でも次は今月の新刊の福井晴敏『Op.ローズダスト』。
文庫とはいえ上中下あるからこれも数日掛かりそうかな。
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『UNKNOWN』、『未完成』は航空自衛隊もの。
『少年たちの密室』を除く読了の物は全て第2次大戦末期がモチーフ。
今回続けて読んだけれど、何度か本を伏せて考え込む事は多かった。
"兵隊さん"の話は、重くて、痛い。
"職業軍人"と呼ばれる"兵隊さん"。
外の人間は中が見えず、彼らの本質を理解する事は無く。
中の人間は外が見えず、隔離されたまま現実に留め置かれる。
戦後64年経っても何一つ変わらないんだな、としみじみ思った。
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